胃腸や肝臓・腎臓などの内臓疲労。
改善に効く食の選択とは!

内臓を休め栄養も摂るバランス食

食事をするとき、メタボや脂分、摂取カロリーばかりを気にしてしまうことがあります。減量をしなければと決意した最初の数日などです。しかし極端なダイエットを短期間にしてしまうと、食事のときに消費されるべきエネルギーまで不足して、基礎代謝が低下してしまったり、血行不良を起こしてしまったりします。内臓に負荷をかけないためのダイエットや絶食も、行き過ぎた行為はマイナスになってしまうのです。
食事のときに使う消費エネルギー(カロリー)は摂取量全体の10%と言われていて、これは、胃、肝臓、小腸などの内臓が消化活動をする際の最低限のエネルギー消費量です。専門用語では「食事誘導性熱産生(DIT)」と呼びます。胃や腸の消化器官が疲れているとき、腎臓、肝臓に違和感があるときは、過度な絶食を何日もつづけてしまわないように注意しましょう。また内臓全般の機能が低下している状態を「内臓疲労」と言いますが、“内臓に休息をとらせながら適度に栄養を摂取するバランス”というのは、なかなかむずかしいものです。
そこで、内臓をリラックスさせつつ適度な栄養を摂る方法としておすすめなのが、鍋物です。根菜類なら何でも効果がありますが、消化不良や胃酸過多の改善に最適なのは大根です。大根にはビタミンA、ビタミンCをはじめ、小腸・大腸を整える食物繊維のリグニン、でんぷんの消化酵素であるジアスターゼなどが豊富に含まれています。免疫力を高める食物としてはトップレベルと言って良いでしょう。豆腐や白菜、しめじなどの食材を使って寄せ鍋にし、たっぷりの大根を煮込んでください。大きな大根の3分の1か半分程度をすり下ろして、みぞれ鍋のようにすると大根の栄養成をたっぷり吸収でききます。
脂分が多く消化吸収に悪いという意味で、豚肉の脂身は避けましょう。どうしても肉類が欲しい場合には脂分の少ない鶏肉のささ身を使います。うどんを鍋の中に入れると腹もちも良くなります。ただし目的は内臓を休めるためですから、満腹になるまで食べてしまうのは厳禁です。腹七分目を心がけアルコールは控えましょう。